2010年01月26日

「怖さが先立って…」別事件での自白を菅家さんが説明 足利再審(産経新聞)

 【元検事語る(3)】《宇都宮地裁で22日開かれている足利事件の再審第5回公判。引き続き、平成4年12月8日に森川大司元検事が菅家利和さん(63)を取り調べた際に録音されたテープの再生が続いている》

 《検事の問いかけは、(松田)真実ちゃん事件(足利事件)の話から、別の2つの女児殺害事件へと移る。菅家さんはこの2件について、いったん虚偽の自白をしたが、後に撤回している。やっていない事件のことをどうして詳細に説明できたのかと、検事が追及する》

森川検事「真実ちゃん事件の話はもうこれでいいわ。(福島)万弥ちゃんの事件(昭和54年の女児殺害事件)は?」

菅家さん「全然分かりません」

森川検事「殺した後、落ち葉の中に隠したと言ったでしょ? なんでそういう説明したの?」

菅家さん「自分でもよく分からなくて」

森川検事「隠すんだったら、落ち葉じゃなくてもっと…。物置に入れちゃうとか。なんで落ち葉って説明したの?」

菅家さん「自分でも思いつかなかったから」

森川検事「思いつくっていうのは、もっと簡単なことなら思いつくけど」

菅家さん「(聞き取れず)葉っぱいっぱい落ちてるわけですから」

森川検事「昼に殺した後、保育園の送迎に行って、(午後)5時から死体にいたずらしたってややこしい説明したでしょ。なんでややこしい説明したの? ややこしくしなくてもよかったんじゃない?」

菅家さん「はい」

森川検事「作り話にしては巧妙なんだよ」

菅家さん「言い方は悪いですけど、適当というか…」

森川検事「現場で場所示せたでしょ。なんで示せたの?」

菅家さん「教習所ありますよね? 新聞で、ゴルフ場との間に×という印がしてあったんです」

森川検事「でも、君の示したところ、ぴったりなんだよ。行ったことはないんだよね」

菅家さん「ありません」

森川検事「あまりにもぴったりだった」

菅家さん「はい」

森川検事「(長谷部)有美ちゃんの事件(昭和59年の女児殺害事件)で、死体を埋めるとき、穴を掘ったけど足がつかえて、足元を掘り直したって言ったでしょ? なんでそんな説明したの?」

菅家さん「分からなくて…。思いつき」

森川検事「思いつきって、なんでそんな説明したの」

菅家さん「分からないです」

森川検事「すっぽり入ったと言ってもよかったんじゃない?」

菅家さん「そうですけど、自分で、話すことに夢中になってて、よく分からなくて」

 《別の女児殺害事件について、取り調べへの恐怖から虚偽の自白をしてしまったと告白する菅家さん。しかし、検事の追及は続き、真実ちゃん事件について、否認することができなかった》

森川検事「万弥ちゃんや有美ちゃんの事件、やってないんだったら、なんで話したの?」

菅家さん「最初、やってない、やってないって言いました。でも、自分、もう怖くなった。無理に言わされたような感じだった」

森川検事「じゃあ、なんでやったって言ったの?」

菅家さん「殴られたり、蹴飛ばされたりするような感じがしました」

森川検事「最初、真実ちゃんの事件もやってないって言ったけど、その後、やりましたってことになったでしょ? その時だって、殴られたりしなかったでしょ?」

菅家さん「はい」

森川検事「やってないことをやったって言うより、怒られるほうが良いんじゃない?」

菅家さん「怖さが先に立って…」

森川検事「僕も何度も調書取ったと思うし、警察も何回も調書を取ってる訳なんだ。万弥ちゃんの事件にしろ、有美ちゃんの事件にしろ、全部作り話になるわけか」

菅家さん「ほんと、すみません」

森川検事「真実ちゃん事件は間違いないわけだね?」

菅家さん「はい。すみませんでした」

森川検事「まあ、よく検討してみようかな。僕もね」

森川検事「昨日よりは少し楽になったの?今日は」

菅家さん「昨日よりはいいです」

森川検事「昨日よりはいいの。楽になったというのにショボショボした顔するなよ」

菅家さん「はい」

森川検事「君の顔がショボショボしているからさ。じゃあね。僕はこれでいったん引き上げるから。どうしても聞きたいことがでてきたら、君から事情を聴くようにするけれども。今日は暖かいけれど、風邪をひかないようにな」

菅家さん「はい」

森川検事「体気をつけてな」

菅家さん「ありがとうございます。本当にすみませんでした」

森川検事「はい。いいよ。気にしなくていいからね」

菅家さん「はい、ありがとうございます」

森川検事「ただ、誠実さを持ってもらいたい。誠の気持ちを持ってもらいたいと思ってるからね」

菅家さん「はい」

森川検事「それだけ、ね」

菅家さん「ありがとうございました」

森川検事「体に気をつけてね」

菅家さん「はい」

 《足利事件についての“自白”を改めて得たことで、「誠実」という言葉を繰り返し使って、再び否認に転じることがないように暗にくぎを刺す検事。取り調べは終わった》

 《午前11時40分、テープの再生が終わり、午前中の審理が終わった。午後からは、この取り調べを行った本人でもある森川元検事の証人尋問が行われる》

     =(4)に続く

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posted by オオガ ヨシサブロウ at 20:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<南鳥島>船舶用無線測位システム「ロランC」のアンテナが姿を消す(毎日新聞)

 第3管区海上保安本部(横浜)は24日、日本最東端の南鳥島(東京都小笠原村)にある船舶用無線測位システム「ロランC」の高さ213メートルのアンテナを倒壊させた。

【連続写真で】ロランCのアンテナが倒れる様子を連続写真で

 ロランCは、米国が軍事用に世界展開していたシステムだが、94年以降、米国内を除いて順次廃止された。南鳥島のロランC局は93年10月に海上保安庁が米沿岸警備隊から引き継いだが、最近ではGPS(全地球測位システム)など衛星を利用した位置測定システムの利用が進んだことから、昨年12月に廃止された。3管では、保守されなくなったアンテナが台風などで事故を起こすことを防ぐため、倒壊させることにしていた。

 最も高い所でも8メートルほどしかない平らな島にそびえ、昼夜問わず島のどこからでもはっきり見えたアンテナは、作業開始後数秒で倒壊し姿を消した。【米田堅持】

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posted by オオガ ヨシサブロウ at 09:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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